性病ごとの症状と治療法 

尖圭コンジローム

尖圭コンジロームはすぐに治ります。
梅毒のように体内にまで感染することはありません。
その分、免疫のつかない病気なので、治療の際にはかならず性行為の相手と一緒に検査を受けましょう。
ウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス)が原因で起こる性感染症です。
尖圭コンジローム罹患者との性行為のほか、大浴場の椅子に座って感染することがあります。
浴場の椅子は水で流すだけでなく、石鹸をつけてこすってから使用しましょう。

尖圭コンジロームの症状

陰部のかゆみ、痛みなどは特にありません。
陰部に先の尖ったイボができる性感染症なので、民間療法も多いです。
レモン汁をつけると治る、ナスのへたを乗せると治るなど、嘘か本当かわからない療法がいくつかありますが、病院に行きましょう。
尖圭コンジロームは感染する病気です。
感染相手の陰部にも無数のイボができます。
逆に、陰部にイボができても尖圭コンジロームでない場合もあります。
(ただのイボ、です。民間療法もただのイボの治し方、でしょう)

尖圭コンジロームの治療

治療しなくても完治することもとても多いのですが、その分普通の性病よりも感染しやすい病気です。
尖圭コンジロームは、イボとして病気が発現しないと治しようがありません。
無症状の人との性行為で感染して発症したときにも、相手が治っていなければ感染します。
感染源が特定できれば問題ないのですが、自分が発病して相手が症状の現われていない状態というのもあります。
相手が発病するのを待って治療し、双方が完治してから元の通りの性生活を行えます。
治療は、抗生物質で治療するほか、ひどくなったときには手術でイボを焼き切ります。