性病ごとの症状と治療法 

性病とは何か

エイズは、性病とは呼ばれません。
エイズないしHIVのキャンペーンでは「性感染症」と呼ばれているはず。
メディアで有名になったエイズや、カンジダなど体調不良などでも発症するものも、一般的には「性病」と呼ばれます。
が、正式には1945年に性病予防法の取り締まり対象となった

  • 淋病
  • 軟性下疳
  • 鼠径リンパ腫
  • 梅毒

上記4つの疾患を性病と呼びます。
終戦直後の混乱の中で施行された法案と見受けられます。
性行為だけでなく不衛生な医療行為で血液感染する病気でもあり、梅毒などは死にいたる病でした。
性器の周辺や内部に感染するだけでなく喉や口腔まで感染範囲が広がることがあります。

性病の歴史

1945年施行と言われることでもわかるように、非常に古くからあり、特に遊郭などの花柳社会では広範囲に蔓延してしまうことがたびたびありました。
明治の開国になると、感染源が国外からの来訪者にも広がります。
ちなみに大陸に梅毒が持ち込まれたのは、コロンブス一行だったというのは有名な話。
アメリカ大陸を見つけるための航海は長期間にわたる上にあてが一切なく、鬱屈した船員たちは食料として積み込んでいた豚を相手に性欲処理を行い、性病に感染しました。
(羊や鶏、あるいは日本でも漁師がエイを相手に性行為を行ったなど、人間と性器の計上が似ている動物との性行為はいくつも報告されています。)
性病予防のコンドームももともとは豚の腸を使用していたとかで、牧畜民族らしい発想です。