性病ごとの症状と治療法 

性病の特徴

性病の特徴、と言うより現在流行している、性感染症の特徴は、感染した後すぐに、症状が消えてしまうことです。
性感染症はエイズをはじめ非常に感染能力の低いウイルスないし細菌が原因で起こります。
感染力の弱い病原体は、感染直後すぐに体内に潜伏し、感染したことを悟られないように、一切の気配を消します。

エイズの初期症状

エイズの場合にはまれに、風邪に似た初期症状が出ます。
はしかのようでもあると言われますが、症状は軽く、発熱、関節痛、発疹、あるいはリンパ節が腫れるなどの症状を発症することがあります。
初期症状の後6〜8週間ほどすると、HIV抗体が陽性になり、エイズ感染が確認されます。
この初期症状は出ないことのほうが多く、また、発症したときにも風邪とまちがえやすいので、初期にエイズ検査を受けに行く人はそうそういません。

性病と患者

性行為で感染する病気であることと、自覚症状がないことから、性病発見の報告はしばしば本人にとって唐突な報告になります。
患者がひどいショックを受け、また、感染発覚によって患者の周りの交友関係が大きく変わってしまうことが多分にあります。
そのため、感染したことを認められない患者が自暴自棄になる危険も予測されています。
さらに言えば、性感染症にかかったことがわかってしまうのが怖くて血液検査に行けない人が非常に多く存在するのも事実です。
日本のエイズ感染者数が増え続けているのはそのためだと言われています。少しでも正しい知識の普及を、と思わずにはいられません。