性病ごとの症状と治療法 

性病の治療

性病の治療は抗生物質の投薬や、陰部など、感染部位への薬の塗布が主です。
もともとが感染力の非常に弱い病原体なので性病治療を始めてしまえば、二週間から一カ月絶たないぐらいのうちに完治してしまいます。
HIVと言えど、早期治療の効果の高さはほかの性病の例外ではなく、抗生物質の投薬をつづけることで症状をほぼ完璧に抑えることができます。
エイズの治療薬、経口薬は非常に進化しており、また、治療法としては主流にならないと言われているものの、骨髄移植によってHIVが完治した事例も実は15年以上前から報告されています。

性病と抗生物質

抗生物質の治療がすぐに効くのは、膣トリコモナス感染症など、陰部に細菌や原虫が侵入することで感染する病気です。
ウイルス性の感染症の場合には、投薬を続け、並行して幹部を治療するための塗り薬を使用しながら、自分の体の中の免疫システムに治療させます。
(エイズはこの免疫システムそのものを破壊してしまう病気なので、現在のところは完治しないことが前提になって治療を進めます)。

コンジロームなど、感染によって陰部がひどく腫れてしまう病気の場合には、陰部にできた腫瘍を切り取る手術をして治療します。
早期に発見できればすぐに治療することができるのですが、初期症状が少ないのが、従来の性病と違った、性感染症の特徴でもあります。
また、陰部から膿が出ている場合にはすぐに病院に行きましょう。
見た目は不潔ですが、膿そのものは、体内の免疫システムで死滅した菌が死骸として排出されたものです。適切な治療を受ければ、すぐに治ります。