19世紀末から20世紀初頭にかけてArnold Pickは脳の前方部の萎縮により特異な精
神神経症状を呈した一連の症例報告を行い, 1926年大成とSpatzによりPick病という名前が提唱された. しかし, 同じ大脳皮質の変性疾患であるAlzheimer病が病理学的,