我々は、reflection contrast microscope (RCM)という新手法を用いたことで、超微構造の保たれたオスミウム固定エポン包埋切片上のimmuno-gold染色を行って沈着したβタンパクの局在とその超微構造を明らかにすることに最近成功した。そこで、この新手法の神経病理分野での有用性を紹介したい。
RCMは落射蛍光顕微鏡を基にした光学顕微鏡で、切片に落射光を当てその反射光を観察する。